糖尿病とストレス

なぜストレスで血糖値が上がるのか


糖尿病と精神作用には密接な関係があります。
精神作用によって糖尿病になるとは言えませんが
少なくともストレスが糖尿病の症状を
より悪くすることは事実です。

 

これは案外見落とされがちなことなのですが
実は糖尿病には食事や運動以外にも生活習慣で気をつけなければいけないことがあるのです。

 

 

 

<ストレスは血糖値を上昇させる>

 

ストレスは血糖値を上昇させる事が知られています。
そもそも、ストレスを「人体に迫った肉体的危機」とすると
人の体はその危機から脱出するため
さまざまな変化を起こし準備をします。

 

心拍数を上げたり、血圧を上げる事により、
危機回避に十分体がついていけるように準備します。
筋肉が十分動けるように血糖値を上げるのもその変化のひとつなのです。
実はは人体を守るための防御反応だったのです。

 

しかし、食うか食われるかの狩猟時代や
生命を奪い合う戦国時代ならまだしも、
平和な現代では身体的危機に遭遇することはめったにありません。

 

身体の危険はそうそうないのですが
そのかわり現代社会特有の危機が人にはあります。
仕事上の不都合、人間関係の悩み、健康に対する不安
また金銭欲、名誉欲などのさまざまな欲望に対する満たせない思い
これらの精神的なダメージがストレスとなり人々をを襲うようになりました。

 

人体のメカニズムは、精神的なダメージでも肉体的危機ととらえ
反射的に血糖値を上げてしまうのです。

 

 

本当は人体にとってありがたいはずのシステムが
現代の生活様式の中では逆にマイナスに働くのです。

 

 

というわけでストレスは糖尿病患者にとって大敵です。

 

 

具体的に、ストレスにより体に生じるホルモンとして

アドレナリンやコルチゾールといったものがあります。
これらのホルモンが分泌されることによって
結果的に血糖値が上昇します。

 

 

 

 

仕事を持っている人にとっては、
多かれ少なかれなんらかのストレスを抱えていることでしょう。

 

 

でも精神的な動揺が血糖値を上昇させるという認識さえ持てば
物事に対する見方、考え方も多少変わってくるのではないでしょうか。
いたずらに心を乱し、動揺することが自分自身の体にとって
マイナスになるということを常に頭に置いて
心おだやかな生活を心掛けましょう。

 

 

でも「気の持ちよう」でストレスを感じなくしようなんて
仏門にでも入らなければなかなか難しいかも知れません。

 

 

わたしが実践していることとしまして、

 

「敵に正面から当たらない、受けるのではなく、かわしましょう。」

 

 

 

ということです。
いやな気持ちがする場所には行かない、逃げ出す。
敵に後ろを見せたっていいじゃないですか。

 

でも、仕方なく遭遇してしまった時には、すぐ口直しで自分の好きな事をする。

人間てほんの小さな事で傷つくけれどほんの小さなきっかけで癒されるんです。

 

思いっきり自分を甘やかしていいんですよ。
でも、あとから後悔するようなことはしないように
それがストレスになっちゃいますからね。

 

 

音楽、映画、買い物、読書、旅行、カラオケ、ゴルフ、何でもいいんです。

 

 

自分の癒しは何なのか。好きなものは何なのか。
それを探すのも糖尿病を克服するための
作業のひとつだといえるでしょう。

 

 

 

腹を立てない生活が身を守る!

 

気の持ちようをコントロールすると言った漠然とした目標はなかなか実現できないかもしれません。
いろいろな目標を掲げて実践するより、ただ一つのことを守っていけば比較的たやすくコントロールできるかもしれません。
私がたどり着いた精神コントロールの方法は唯一つ、「腹を立てないこと」です
腹が立つときの精神構造として自分には非がなく相手に非がある事が多いはずです。
また無実な自分に対して理不尽極まりない仕打ちがなされた時。
そんな時、心の奥から「怒っていいぞ」とささやくもう一人の自分がいるのです。

 

しかし怒ると言うのは以外にエネルギーが要るものです。
したがって実は怒りたくないと思っている第三の自分もいるのです。

 

両者の力関係は五分五分です。
ここでひとつ思い出してみます。
怒ると血糖値が上がる」のだと。
それが思い出さればそのまま自分の怒りをコントロールできます。

 

あと、腹を立てるときは一旦時間を置くという行動も案外効果があります。
ものすごく怒ったとき、腹が立ったとき、
一旦深呼吸をしてほかの事を考えます。
暗算をしたり九九を唱えてもいいでしょう。

 

そうして再びその事象に向かえばあんがい違った見方ができたり、
さっきの腹立ちが何だったのか分からなくなることもあるのです。

 

 

さて、結論を申し上げれば、

 

心の持ちよう一つでも血糖値はコントロールできる可能性があるのです。
少なくとも平穏な心で過ごしている間は糖尿病になる危険は少ないでしょう。

 

 

いつもイライラした生活をしていると糖尿病になりやすくなることだけは確かでしょう。

 

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