糖尿病の合併症

怖い糖尿病の合併症

 

糖尿病の合併症には生命を奪いかねないものも少なくありません
合併症についてよく知り、早めの対策を講じることによって
未然に防ぐことができれば糖尿病の克服にかなり近づいたといえます。
先ずは知ることから始めましょう。

 

 

<全身に広がる糖尿病の合併症>

 

 

血糖値が高いというだけで、それ自体の症状は大してないのが普通です。
そのことが逆に糖尿病の発見を遅らせ合併症が進行してしまうのです。

 

 

血糖値が高い状態が長期間続くと血液や血管に大きなダメージを与え続けるのです。
その結果人体のあらゆる器官で様々な障害を引き起こします。
その意味で糖尿病は実に恐ろしい病気なのです。

 

 

 

<合併症の原因物質>

 

 

まず、糖尿病の合併症が発生する原因を見てみましょう。
糖尿病には合併症起こす原因とされる物質が二つあります。

 

 

ソルビトール

 

 

ソルビトールとはブドウ糖の還元によってできる糖アルコールの一種で、
梨、りんご、プラムなどの果実類に含まれている化合物です。

 

 

人体では食物がブドウ糖に変換されるときに同時に作られる副産物で
血糖値が正常な時は果糖へと変換されますが血糖値が高いと果糖へと変換できなくなり、
神経細胞のなかに蓄積されていきます。

 

 

ソルビトールが神経細胞に溜まってくると神経細胞が正常に働かなくなり、
様々な神経伝達が遅れたり、間違って伝わったりします。
これがよくいわれる、糖尿病の原因不明の痛み、しびれ、麻痺などにつながっていきます。

 

 

糖化蛋白

 

 

糖化蛋白とは人体で血糖値が高い状態が続くと糖分とタンパク質が次々に結合する現象のことです。
これが赤血球の蛋白で起こると赤血球は酸素を運べなくなり、手足の抹消に酸素が十分届かなくなります。
その結果細菌やウイルスに対し抵抗力が低くなり、壊疽や潰瘍などを起こしやすくなります。

 

 

 

 

<糖尿病の三大合併症>

 

 

糖尿病には気をつけなければならない3つの大きな合併症が存在します。

 

1,糖尿病性網膜症

糖尿病といえば失明という言葉が思い浮かぶほどもっとも注意が必要な合併症です。
これにはやはりソルビトールが関与しています。

 

 

目の網膜には「アルドース還元酵素」というスルビトールを大量に作り出す酵素が存在し、
そこに高血糖で余計にソルビトールが増えると網膜の血管にさまざまな障害が起こります。

 

 

さらにひどくなるとこのソルビトールの影響で眼球内に出血を起こしてしまいます。
最終的に最悪の場合、失明に至ることもあるのです。
糖尿病の発病から15年ほどで約半数の患者が網膜症を発症します。

 

 

2、糖尿病性神経障害

 

 

やはり、ソルビトールや糖化蛋白により神経組織が侵されます。
末梢神経が侵されると手足のしびれや麻痺、痛みを起こします。
また、触った感じや熱い冷たいといった感覚が鈍くなり、
思わぬ怪我ややけどをする可能性があります。

 

 

自律神経が侵されると自律神経の失調を起こすため様々な内臓に不調を生じ
また刺激に対し適応できなくなったりします。

 

 

3、糖尿病性腎症

 

 

腎臓には血液のろ過という機能上、無数の血管が内在しています。
高血糖によってこれらの血管が侵されると腎臓に障害がおこり、腎不全を起こします。

 

 

糖尿病になって10年以上経過すると発症しやすくなり、蛋白尿が出始めると危険信号です。
やがて全身のむくみ(浮腫)があらわれるようになり、腎臓の働きも低下(腎機能障害)して、
ついには透析療法が必要になります。

 

 

透析を受ける患者さんの三人に一人は糖尿病による腎症です。

 

<症状がないから怖い糖尿病>

 

血糖値が高いからといってほとんど症状はありません。
恐いのは高血糖が続くことによって引き起こされる合併症なのです。

 

 

合併症を防ぐためにはとにかく自分の血糖値を知ることなのです。


しかし、健康診断などで高血糖を指摘されても
症状がないうちは「まあ、いいか」と何の対策もしない人が多く見られます。

 

 

しかし、これといった症状はなくても後になって
「そういえば」と思う事は必ずあるのです。実際私がそうでした。

 

 

口がなんとなく渇くとか、水をよく飲む、よくトイレに行くとか「そういえばそうだったな」と後から思うのです。
糖尿病の治療は早ければ早いほど良く、完治も期待できます。
少しでも気になることがあれば迷わず専門医の診断を仰ぐべきです。

 

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