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インスリン抵抗性 |
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インスリン抵抗性 |
インスリン抵抗性は糖尿病の原因となるものです。 |
![]() インスリンの分子モデル |
<インスリンとは> インスリンは膵臓のランゲルハンス島という細胞の集合体で作られ分泌される、 糖の代謝や脂質の代謝に関わるホルモンの一種です。
ランゲルハンス島とはランゲルハンスが発見し 膵臓の中に点々と島のように存在するのでこう呼ばれています。 働きは、特に血液中のブドウ糖の量(血糖値)を一定に保つことです。 インスリンには具体的に次のような作用があります。 ●肝臓に蓄えられたグリコーゲンがブドウ糖に分解されるのを抑制します。 ●肝臓や筋肉でブドウ糖がグリコーゲンに合成されるのを促進します。 ●筋肉や脂肪細胞に血液中のブドウ糖を運びます。 ●脂肪細胞でブドウ糖が脂肪に合成されるのを促進します。 <ブドウ糖とは> 人間が活きていくうえで必要なエネルギーのもとになります。この糖から直接エネルギーが生産されます。 <グリコーゲンとは> ブドウ糖から合成され肝臓などに貯蔵しやすい物質で簡単にブドウ糖に戻すことができます。 蓄えられる期間は半日から1日というところです。 <脂肪とは> グリコーゲンに変換しきれずに余ったブドウ糖は脂肪として合成され脂肪細胞に蓄えられます。 長期間保存が可能ですがブドウ糖に再変換するのにはグリコーゲンに比べて大変な作業を伴います。 <インスリン抵抗性とは?> インスリン抵抗性とは、インスリンは充分に分泌されているけれど 効き目が悪くなっているので血糖値が下がらない状態をいいます。 一言で言えば、『筋肉や肝臓でインスリンの作用が低下している状態』のことです。 抵抗性が生じると、骨格筋や脂肪組織などでブドウ糖の細胞内取り込みが抑えられます。 <肥満の人にインスリン抵抗性が多い> インスリン抵抗性の原因物質として考えられているのが「腫瘍壊死因子(TNF-α)」です。 TNF-αは白血球から分泌される炎症性サイトカインと言うものです。 炎症性サイトカインとは、細菌に感染した細胞に炎症を起こさせてダメージを与える物質ですが 同時にインスリンの作用を抑制する働きもあります また、脂肪細胞からもTNF-αが多く分泌されるため 肥満の人に多くインスリン抵抗性が見られ、糖尿病を発症します。 一見肥満でなくても今話題の内臓脂肪が多い隠れ肥満でも同じことが言えます。 このTNF-αにより体が常に状態になるため歯周病になりやすかったり 、常に血管に炎症を起こし動脈硬化になったりさまざまな病気を引き起こします。 <運動でインスリン抵抗性が改善される> 運動をすることによってインスリン抵抗性が改善されるのは、 運動により脂肪細胞が減りインスリン阻害因子のTNF-αの分泌が少なくなる事。 また筋肉中のインスリン受容体(インスリンが作用する場所)の数が増え、 受容体自体の働きも活性化されるためだと考えられます。 <インスリン分泌のタイミング> 糖尿病にはインスリンは分泌されているのに分泌するタイミングがずれて 血糖値が上がってしまうケースもあります。 これは不規則な食生活や睡眠不足などによる 体内時計のずれが影響していることが分かってきました。 糖尿病の治療には薬物療法、食事療法、運動療法に加えて 生活のリズムを整え規則正しい生活をおくることで 血糖値をコントロールするということも重要な作業です。 <ストレスは血糖値を上昇させる> ストレスにより体内に分泌されるアドレナリンやコルチーゾールといった いわゆるストレスホルモンは血糖値を上昇させることが分かっています。 血糖値を上げるホルモンはいろいろあるのですが、 血糖値を下げるホルモンはインスリンだけなのです。 それだけにインスリン抵抗性はやっかいな症状であるとともに、 糖尿病ではまず改善しなくてはならないことなのです。 |
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