糖尿病の症状

糖尿病と高血圧

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糖尿病が原因の高血圧

糖尿病と高血圧は合併症というよりも一対のような関係で、糖尿病患者の半数から60%は高血圧であることが知られています。単なる高血圧の場合より糖尿病と対になった高血圧はその対処方法も変わってきます。
高血圧症も糖尿病と同じく症状の表れにくい病気です。
高血圧の患者数は国内で 3,000~4,000万人といわれ
予備軍を含めた糖尿病患者の1,600万人を大きく上回ります。
そして糖尿病患者のおよそ半数が高血圧症であるといわれています。
つまり高血圧症は糖尿病の最も重要な合併症だといえます。
そして悪い事にこの合併症は症状があまりないのです。
糖尿病自体症状があまりない上に合併症の症状が表れないので

両者共に知らないうちにかなり進行している事がよくあります。
そして糖尿病と高血圧症により生み出される動脈硬化は結果として
心筋梗塞や脳卒中など致命的な第三の合併症を引き起こします。
また高血圧により糖尿病性腎症が急速に進んでしまいます。
その結果透析治療を余儀なくされる糖尿病患者の方が多くおられます。

糖尿病になるとなぜ高血圧になるのか。

1、糖尿病患者さんの多くは太っている事が多く肥満している人の血流量は通常の人より多いので心臓からの心拍量を増やし、いきおいよく出さなければ全身に血流を送れないのです。
また、血液中の脂質も多いので血液そのものもドロドロ状態ですドロドロの液体を細い血管の中に流動させるには血圧をあげる必要があります。
その上、体脂肪も多く血管を圧迫しますから心臓の負担はとても大きなものとなり高血圧を作り出すのです。
また肥満の人は交感神経が緊張し、血圧を上げるホルモン(アドレナリン、ノルアドレナリンなど)が多く分泌されるので高血圧になりやすいのです。
2、糖尿病はインスリンの働きが悪くなるためそれを補うためにインスリンを多量に分泌する時期があります。そうなると高インスリン血症となります。高インスリンの状態では血管が広がりにくくなり、血液量も増え、血圧が高くなるのです。
3、高血糖になると血糖を中和しようと細胞から水分が血液中に移動します。その結果、血液量が増え
血圧が上昇します。
4、糖尿病が進行すると動脈硬化や腎症といった合併症が起きる事によりさらに血圧が上昇します。

血圧コントロールの目安

  収縮期血圧 拡張期血圧
高齢者 140mmHg未満 90mmHg未満
若年者や中年者 130mmHg未満 85mmHg未満
糖尿病の人 130mmHg未満 80mmHg未満
糖尿病性腎症のある人 125mmHg未満 75mmHg未満


 
糖尿病患者の高血圧治療は?

投薬

糖尿病を合併しない高血圧の治療にはまず生活習慣の改善から始めます。しかし血圧が180/110mmHgを超える場合はすぐに投薬治療が始まります。生活習慣を改善しても血圧が下がらない場合は初診時の血圧により一定期間後から投薬が開始されます。
糖尿病と高血圧が合併した場合には動脈硬化が進行しやすくなります。そのため脳卒中や心筋梗塞が起こりやすくなり高血圧のリスクが高まります。治療の際は、糖尿病の治療薬と高血圧の降圧薬との相互作用が心配されるため、全身の症状に注意を払いながら、慎重に治療がすすめられます。

運動療法

高血圧にはウォーキングなど運動療法がかなり有効です。しかし糖尿病がある場合は他の合併症も考えられるので医師と相談しながら運動プログラムを慎重に立てなければなりません。私の場合は運動療法を始めてすでに3年が経ち今では一日5キロのランニングをしますが走った後の血圧は120/75mmHgぐらいになります。

食事療法

糖尿病の食事療法に準じていればいいのですがカロリー制限に加えてやはり塩分は控えなければなりません。
塩分の取りすぎは体液、血液を増やし直接高血圧につながります。

安定した暮らし

精神的に安定した生活を送れるように心をコントロールする事も大事です。ストレスは血糖値を上げ血圧も上昇させます。ストレスのない生活はなかなか無理でしょうが、ストレスを忘れる工夫は案外出来るものです。趣味などに心を傾けるのも治療の一環としていいかもしれません。

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